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00001 「キャプテン ビヨンド」 sufficiently breathless            2008/07/28
captain beyond sufficiently breathless 1973

記念すべきNo.1は何にしようか・・・とあれこれ考えていましたが、棚からヒョイと抜き出したら、この2ndだったのでこれにしました。

私は、1949年生まれですので、ビートルズorストーンズあたりが妥当でしょうが、面白みがありません。愛すべきB級バンドが、たまらなく好きです。そうそうD・パープルでも・・となると上記の理由で月並みになります。パープル初代ヴォーカリストのロッド・エヴァンスが結成したグループで、1stが俄然光りますがこの作品も隠れ名盤でしょう。レーベルもなんと、英を越え米の「キャプリコーン」からです。ジャケットもゲートフォールド(見開き)です。ここも買いポイントでした。

情報の少ない当時、何を基準にレコードを買うかというと、店頭か「ミュージックライフ・・ちとHRアイドル路線系だったので紹介ナシかも」か「音楽専科・・これもどう傾向だったかな?」・・決め手は「(ニュー)ミュージック・マガジンの採点欄」そして奥の手?ジャケ買いでした。このレベルのグループくらいだと、当時のFMで紹介はありませんし、店頭での試聴はありえません。(CDと違い磨耗し中古になってしまいます)

あとは、運を天に任せてエイッと買うばかりです。当時は国内盤しか手に入らず、地方都市のリーマンのサラリーは4万位のものでしたので、2500円はウエイトが重すぎました。(蛇足ながら、LP・CDの値段は不思議にも時代の所得とは比例しないんです。名づけて「音楽メディア価格不変の法則」です。今でもCD洋楽は2500円くらいでしょう?)

アーティストの紹介等は、その手のガイド本がいっぱいジャンル分けで、出版されていますので、敢えて詳細は避けたいと思います。

当時のロック状況・時代背景などを織り込みながら、進めていきたいと思います。

ちなみに、音は燻し銀で、とくにドラムがカッコいい!掛け値なし!一家に一枚、アナログ゙なら米オリジナル盤(写真はそうです)、CDなら最新のリマスター盤をどしどし更新購入の作品です。まさしく直下型地震系の「ハード・ロック」です。

  次回は、同レーベルの『ハイドラ』あたりにしようかな・・・・






00002 「ジミー竹内とエキサイターズ」 『ドラムドラムドラム』    2008/08/01 
LP 東芝TP-7669    CD EMIミュージックジュパン TOCT 26581 2008年07月09日発売 2枚組 \1980
 前回の予告で、サザンロックの『ハイドラ』にしよう・・などと予告しましたが、すみません・・・急遽、変更して「ジミー竹内」にしました。

この時代、当然「ベンチャーズ」も「寺内タケシ」も活躍していましたが、歌謡曲側からのエレキの返答とでもいうか、ドラムを中心にエレキ・インストにコンスタントに作品を発表していました。50作余もあるそうです。時には管楽器もフィチャーして8ビートドラムが、センターではじける感じです。
ともすれば、イージーミュージックの範疇に入りそうで、よく聴くとそうではない・・歌の無いロック・インストと括るべきでしょう。
あらゆるジャンルの曲を演っていますが、やはり団塊おじさんには、GS歌謡がとても心地よくエレキもなかなかのテクです。エキサイターズとは固定メンバーでは無く、その時々の状況によって変動していたようです。それでも、メインはジミーのドラムです。手数もそんなに多くはないのですが、たたみ込む
ダイナミズムは独特のものです。もともと、ジャズ系の人だったらしいのですが、この『ドラムドラムドラム』シリーズで独自の世界を築き上げました。

 これまで、不思議にCD化の波に置き忘れられたかのように、未CD化のままでしたが、今夏EMIさんがとうとうヤッテくれました。(右の写真)
CDには、特にリマスター云々とは表記されておりませんが、聴いてみるとクリアーで音像がハッキリし、懐かしのサウンドが甦ります。

タワレコのA君に「ジャケがすごいスネ!」と、言われてしまいましたが、そういえば当時の種々のものより「その系」です。
EMIさんは団塊おじさんたちの、この「ジャケ買い」を意識して企画したのでしょうか?同時発売の寺内タケシの「昭和エレキ天国」も同様のパターンです。と、すればそれこそ「イージー」ではないでしょうかネェ・・。そういえば、輸入盤の例の「ボッサ」シリーズ、ガンズまではさすがに手が伸びませんでしたが、ストーンズの2作は、ついジャケ買いしてしまいました。これが、おじさんの悲しいサガでしょうか?とするとEMIさんは正解です。

願わくば、代表作を紙ジャケで、それも24bitで再リマスターし発売して欲しいものです。
一時のGSシリーズ、ブリティッシュ・マージービートシリーズは、何故かしら?止まってしまいました。英EMIでは「ホリーズ」の70年中期の作品をコツコツと再リマスターし発売しているので、EMIさま、是非企画進行具現化してください。よろしくお願いいます・・切に・・・!

前述の寺内タケシの「昭和エレキ天国」は購入しましたが、未だ聴いておりません。寺内氏はKINGレコード時代がメインですが、それは少し前に20 bit紙ジャケ化になりましたが、音圧がいまいちで残念でした。.

東芝編はどんなもんでしょうか?

 次回は?・・・お楽しみに・・・

 

 00003 JAMES GANG    RIDES AGAIN           2008/08/04




 

★オリジナルは、見開き(ゲート・フォールド)なので、上の写真がそうです。表紙の白と連動しパステルカラーがとても綺麗です。CDはベスト含めて4種です。(最近、英のBGOレーベルから、これ以降の作品が出たようです。レコードも勿論、ウォルシュが 去ったあと数種あります。注目は、トミー・ボーリンが参加した「マイアミ」ですが、このご紹介はまた後日・・・。)

 00004   これがエレキだ(クラウンヒットパレード) 日本クラウン LW5091 2008.08/04
                                          
表紙は、ご存知初代御三家の西郷輝彦である。
当時のエレキブームに乗っかって出した「便乗企画もの」である。多分、レコード各社百打ち鉄砲で出していたと思うが、当時エレキを持てば=不良
の図式の時代で、全校あげての摘発作戦が展開されたものであった。
このエレキを持てば=不良・・のフレーズは、今でもテラさん(寺内タケシ)が
ライヴのトークで、良く使っている。
 筆者もご多分にもれず、ベンチャーズのコピーを必死に練習したものである。あの6弦を使ってのテケテケやら、ピッチカート奏法やら、どうしたらあの音が出るのか?と電蓄でシングル盤を擦り切れるまで回して、苦心惨憺した・・同年代の方は苦笑い?ものです。
当時タブ譜などは、開発されてなく、まして多重録音の技を使っているとは露知らず、「クールエル・シー」のタンタンタ・・タタタ・・タタタの後の演奏は
もう片方のギターが担当している・・などどは考えもつきません。ちなみに「10番街の殺人」は、リードギターを5回もかぶせているとの話を数十年後 に知ったのでは、音が追いつくはずがありません。さすが、ノーキー!「神様」」ですネ。
 学園祭ともなれば、各校の腕達者が舞台に上に立ち、PAなど無き時代ですからアンプから、そのまま爆音を放ちます。
結果、校内の何処にいても、このエレキの音だけは聴こえてきたものです。
 「ベンチャーズ」が日本全国に火をつけた、このブーム・・・終息しても、団塊の世代に熱き炎を灯してくれました。

 00005 Let's Play Electric Guitar
 日本ビクター 5001   1965                          2008.08/05/

調子に乗って、エレキシリーズ第二弾です。写真の人は・・・?・・・ご名答「アストロノウツ」の彼です。今回のは、エレキの指導付きレコード的感じです。が、楽譜も載ってなければ、タブ譜当然ナシ!では、どうして弾くの?となるのですが、なんと一曲一曲に「・・ように」とか
「・・指をもっていき」etcで、言葉、それも数行の解説のみなのです。これでは、いくらなんでも弾けるわけがありませんネ!?
 時代、と言ってしまえば、このような時代でした。別にインチキとか羊頭狗肉的ものではありません。これが、ちゃんとまかり通っていた
のです。これを買って、メーカーに苦情とかレコード店に返品とかの発想の無い時代です。「これは、こうなんだナ」なのです。
内容は「アストロノウツ」の曲が大半と、デュアン・エディの名前も見えます。中ジャケには「アストロノウツ」のそれまでの作品がジャケ入り
で紹介されています。(今月、とうとうCD化、紙ジャケ化になりましたヨ) 「ベンチャーズ」に比して、俄然、評価の低い彼らですが、歌も唄う
からでしょうか?当たり前です。一応、ロックバンドなのですから。
 大瀧詠一氏がリマスターを買って出た「太陽の彼方に」も同時再発されました。名前なぞ言わずとも、そうそう「ノッテケ、ノッテケ・・波に」
の、あのバンドです。なんか、大分遠回りしましたが、ノッテケでハイ正解のお話でした。
 当時、コンパクト盤4曲入りを買いましたが、歌ものの「my sin is my pride」という曲が大好きで、そっちの方ばかり聴いていました。




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